くさやの乾燥について

くさやの製造工程の中で、最後の仕上げとなるくさやの乾燥も大変重要な行程です。
乾燥の移り変わり: 天日乾燥→ 温風乾燥→ 熱風乾燥→ 冷風乾燥


天日乾燥

天日干しのくさや 天日乾燥
天日乾燥の最適条件は、気温摂氏15度、風速7から8メ-トル薄曇りの状態において最も良く、 製品の特徴、風味、つやが充分に生かされます。しかし、その様な好適な天候は数えるほどしかなく雨期、 夏場にはほとんど天日乾燥は不可能です。 大島では10月頃から春先にかけて季節風の西風が吹きます。この時期には、出来るだけ天日干しをします。 特に冬場には湿度も低く、乾燥しているので天日乾燥には最適です。 天日乾燥は少しづつ乾燥するので魚体の中に水分が残り、お日様の自然の恵みを受け、いわゆるみずみずしい味がでるのです。 当店では現在でも諸条件に合った場合は、天日干しを行っています 約一日から二日で製品になります。


温風乾燥

温風乾燥機
最初の乾燥機といってもこれはほとんど乾かず役にたたず一年くらいでやめてしまいました
赤印は熱源練炭又は炭のしちりんを上下に四個づつ配置この熱を大きな換気扇2個で送風する 夏場は日中は風だけ送り夜間熱を加えて乾燥 ■外部にくさやの臭いを放出
■練炭が1時間くらいしか持たないので何度も練炭を取り替える。大変でした。
■燃料費に経費がかかる
■一日中火の心配をしなければならない。
★苦労多くして魚乾かず!


熱風乾燥

熱風乾燥機
熱風乾燥機
当時としては本格的な乾燥機であつた。灯油バ-ナ-で釜を熱してその熱を送風機で送り込む。
送風機は大型のタ-ボファンを二機装備
赤印は熱源:灯油バ-ナ-
■熱風乾燥機については、その特徴である高温高熱で乾燥させるので商品の品質劣化を招き、乾燥むらができる。
■高温多湿の夏場は乾燥効果が著しく低下をきたすこと。
■また油分の多い魚には不向きであることなど
■外部にくさやの臭いを排出
■騒音が大きい。火の心配で夜も寝られず!


冷風乾燥

冷風乾燥機
冷風乾燥機
冷風乾燥機 現在の乾燥機
簡単に説明すると機械部分の構造は家庭用エアコンの何十倍の大きさと思えばよい。 エアコンの冷房と暖房を2分から3分の間隔で繰り返し水分を取り除いてゆく。 約一昼夜半で製品になる。現在の乾燥機の主流。
長所
■電気なので騒音が静か臭気が外部にもれない
■製品の仕上がりがきれい。
■温度の調整の仕方で天日干しとほとんど味がかわらない。
■運転扱いは自動で簡単安全
■温度調整が自由にできる(プラス5度からプラス30度)
欠点
■乾燥機の価格が大変高額。
■修理費にお金がかかる
安心して寝る事が出来ると思ったら、たまに機械が調子が悪くなると、 魚が乾かなくなり乾燥機の中のくさやが全滅するので結局又寝られない。 いつまで経っても苦労の連続!


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